代表理事より 2023秋

ごきげんよう。池田ことみです。楽しかった夏も終わり、そろそろ秋の音も聞こえてきた頃ではないでしょうか?
今年は暑い日が続いていたので、汗をかく機会も多かったことと思います。
最近は熱中症対策ということで、クーラー等でお部屋を涼しくすることを推奨しているようですが、私はなるべく汗をかくことを意識して夏を過ごしておりました。(もちろん、熱中症になると大変なので塩分や水分摂取は心がけています。)
おさらいになりますが、リンパ液が運ぶものの1つに毒素があります。改めて毒素の種類を書かせていただきます。

①体の中で毒になるもの
ストレス、冷え、疲れ、睡眠不足、たんぱく質(腸や肝臓で処理しきれないと炎症の原因に。)
花粉(花粉そのものではなく、その抗体が毒素)。癌細胞等。

②外部から侵入
細菌、粉塵、ウイルス、排気ガス、焼却によって発生するダイオキシン。食品添加物、農薬など食事から摂取する毒、デオドラント製品やヘアダイなど。薬、予防接種など注射、レントゲン、ステロイドなど医療行為によって接種。アルミ二ウム(河川から水道水に濾過する過程で使用、加工食品からも)。

③自然界から発生
水銀(火山→雲→雨→川、海→魚介類→体内)  鉛(古い水道管→水→体内)  ヒ素(水銀と同じ経路)
カドミウム(携帯の電池などに使われる)魚介類、米、イモ類、野菜などに多く含まれる)

スペースの都合で書けないものもまだありますが、簡単に毒と言っても種類が多く、少しずつ体内に蓄積します。
そう考えると現代人はみんながデトックス(排毒)をする必要があるので、それらを回収して運搬するリンパ液とフィルターの役割をしてくれるリンパ節が大事ですし、さらに皆様はご存じの通り、リンパケアは超大事ということになります。
身体のなかの老廃物・毒素は、汗からの排毒は微量ですが、実は水銀、鉛、カドミウムなどの重金属等の体外毒素は汗から排出しやすいのです。
発汗しない生活を長く続けると、体内の各臓器や皮下深部の細胞に有害重金属が蓄積して、やがて遺伝子を傷つけてさまざまな病気の原因になると考えられています。
時間をかけて、じわっ、と出てくる汗は、皮膚の深部にある皮脂腺から出るもので、脂肪分や有害物質を含んでいます。長年かけて体内に蓄積された毒素を排出するのは、この皮脂腺から排出する汗です。(ネットリとしていて臭いのが特徴。)しかし、実はこの皮脂腺はなかなか開きません。
皮脂腺からの汗をかくためには汗腺の機能を向上させること。そのためには、適度な運動、サウナ、長めの入浴、岩盤浴等で汗腺を鍛える、クーラー、冷風が直接体に当たらないようにする、冷たい飲み物等を避ける。つまり、身体を温めて汗をかく!この習慣を身につけることが大切です。
これからの季節、日増しに汗をかく機会も減りますが、排毒がうまくいくと風邪を引きにくくなるので意識されて下さい。