リンパ液について

リンパ液は初めがあって終わりがある

これはあまり一般の方がご存じないようですが、血液と違い、実はリンパ液は初めがあって終わりがあります。

毛細血管からしみ出た血漿が細胞間の組織液となり、組織液はリンパ管に入ってリンパ液となります。
細胞の老廃物は組織液に混じってリンパ管を経由してリンパ節に運ばれ、そこでマクロファージ(白血球の一種)に見つかって食べられます。
同様にして、リンパ節に運ばれてきた対象物のうち大きなものはマクロファージに食べられ、小さな細菌やウイルスに対しては、リンパ球(白血球の一種)の抗体が働きます。
リンパ節で処理しきれなかった老廃物はリンパ液とともに最後は静脈(鎖骨下静脈)から血流に入り、肝臓、腎臓を経て排泄されます。

リンパ液を見たことがありますか?

 皮膚に傷ができたときに、透明な液体が出てきますね。あれがリンパ液です。
やけどのときの水ぶくれとか、靴ずれのマメの中身などもリンパ液です。
涙にもリンパ液が含まれています。

リンパ液の成分  

リンパ液の内容は水分(血しょう成分)が大部分で、リンパ球、電解質、脂肪、老廃物、疲労物質などを含むほか、ウイルス、細菌、がん細胞、タンパク質(アルブミン、グロブリンなどの血しょうタンパク)などが入ってくることがあります。
リンパ液は栄養分のほか、身体の不要物を運搬するので、身体の下水道ともいわれています。

不要物が滞るということは、身体にデメリットなので、リンパの流れが大切なんですね。

そのような医学的な根拠からリンパケアがブームとなっています。

セルフケア、ホームケア、プロから受けるケアなど、どれも効果的だと人気がありますね!

出典元:リンパケア検定2級 日本リンパ協会著
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