リンパ液の流れを悪くする合成ステロイドホルモン剤

リンパの流れをわるくする物の1つにステロイド剤があります。

皮膚の炎症などで皮膚科に行くと処方されますが、一時的には症状が治まったように感じます。
しかし、実のところステロイドは、塗っても服用しても吸引、注射のどれでも直ぐに副腎が縮んで働かなくなりますし、体内の900種類のホルモンが全て枯渇するといわれています。

また、体内で最も大切な細胞である※「ミトコンドリア」の制御システムが壊れます。

ステロイド使用は、その時快方に向かったように見えますが、根治したわけではなく、せっかく外に出そうとしたものを中に引っ込めて、更にステロイド自体も中に入るので、リバウンドをおこし、ステロイドによる炎症が起こります。

その炎症によって、また新たにステロイドを使用する事態になります。

俗に、「肉体の麻薬」とも云われているのは、そのような点があるからなのです。 また、ステロイドを使用すると、体が冷えきってしまいますので、免疫力の低下に陥りやすい点があります。

リンパマッサージをすると、体温が上がり、かゆくなって、一見悪化しているように見えますが、それが実は好転反応の症状です。

かきむしるのも、肌的にはNGですが、血流がよくなるので快方に向かいます。

よく、アトピー体質の方は、温めるとかゆくなると言いますが、それは、自分の体を自分で直そうとしているのだと思います。

しかし、ステロイド剤は、急にやめるのではなく、徐々に離脱することが正解です。

ステロイドを熱心に塗り続けている人は、排出するのに時間はかかりますが、リンパケアを行ったことによって、徐々に離脱する方が日本リンパ協会では増えてきています。

寒くなってまいりましたが、リンパの流れをよくするために温めた生活と毎日のケアで免疫力をつけて、自分の身体を自分で治していきましょう。

どうぞ、快適な毎日でありますように♡

   池田ことみ

※細胞内に含まれ、独自のDNAを持つ小器官。エネルギー産生に加えて、活性酸素を産生し、アポトーシス、カルシウムイオンの貯蔵、感染防御などにも関わっている。