代表理事より201909

~代表理事より~
眩しすぎるほど輝いた夏が終わってしまうと、毎年のように少し寂しい気持ちになってしまうのは私だけでしょうか?

夏は短いから余計に寂しい気持ちになるのかもしれませんが、日本は四季がはっきりしているから、そして、期限があるから、それは生活にメリハリを与えてくれます。

例えばプールや海にいくのも、夏祭りに参加できるのも、素麺をおいしく堪能できるのも、夏ならではですね。
四季は、期間や期限を教えてくれる素晴らしい先生です。
ずっと同じ場所に留まることはできず、のんびりしているとチャンスは去ってしまうから、
絶えず目をさましていることは大切だということを教えてくれます。
そして、もしそのチャンスを逃してしまったとしても、また別の形で巡ってくるということも教えてくれます。

ところで、これから訪れる秋という季節は肺が影響を受けやすい季節だということをご存知ですか?

東洋医学において、“肺”は悲しみや憂いの感情を担当していると考えられていて、秋は悲しみ、憂いといった感情が強く刺激されやすい時期なのです。

肺が弱い人は、秋には一層この感情が強く出現しやすいので、落ち込みやすく鬱になりやすいものです。
肺が弱い人の特徴としては、秋に特に落ち込みやすいということ以外に、顔色が白く特に額が白っぽい、
唇の色が悪い、鼻炎など鼻が不調、肌が弱い、じんましんが出やすい、喉がはれやすい、
風邪を引きやすい、便秘気味、むくみやすいなどの傾向があります。

ケアの対策としては、身体の前面では鎖骨下から胸郭までのリンパケア。
背中では、胸椎3番から6番までの押圧と、その付近のリンパケア
マラソンや朝のお散歩などもお勧めです。

中国の諺に「一場秋雨一場涼」というものがあり、これは秋雨ごとに寒くなる、
という意味です。
寒さはリンパの大敵でしたね。ストレスも然り。いかに冷やさないかの工夫も大切です。

これからの季節を上手に迎えて楽しく元気に過ごしましょう!
日本リンパ協会 池田ことみ
                                   


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