代表理事より2022初夏

ごきげんよう。池田ことみです。
私は、「時代はゆっくり変化することが常」と思っていましたが、ここ2,3年はめまぐるしい変化を感じています。
現代は、便利で快適なことと引き換えに、身体にとって不利益な事をたくさん感じる今日この頃です。かといって、今更原始的な生活をおくるのはハードルが高いですね。
植松黎氏の著書「毒草を食べてみた」によると、この世で何万種とある植物でさえ、食べ過ぎて毒にならないものは、ほんのわずかしかないといいます。
そう、日々の暮らしの中でも、少しずつ身体にとって不利益なものや不要物(毒素)が蓄積してゆきます。
そこで、外部から侵入する不要物(毒素)とはどのようなものがあるのか、主に大きく分けて3種類を挙げてみました。
1つ目は、細菌・ウイルスそのものや、それらが産みだす毒素です。
2つ目は、有害重金属と呼ばれるものです。
有害重金属の水銀は、歯の詰め物や魚介類などから体内へ侵入します。鉛は古い水道管から水道水に混入していることがあります。ヒ素は井戸水や海草類、カドミウムはタバコや食品や排気ガス、アルミニウムは加工食品等から、スズは缶詰等から対内に入ります。有害重金属は、体内に蓄積することで、動脈硬化や認知症、アレルギー、発ガン、発達障害等さまざまな病気の原因になると云われています。
3つ目は、内分泌かく乱化学物質。内分泌の機能に変化を与え、それによって個体やその子孫に有害な影響を引き起こす外因性の化学物質あるいは混合物のことです。こちらは、残留農薬、プラスチック容器、香料、防腐剤、殺虫剤、農薬、食品添加物、薬、ワクチン等に含まれていると云われています。

外部から以外では、体の中から発生するものもあります。例えば、リウマチなどは自分で抗体を作り出しておきながら、体が異物とみなして炎症を起こします。
また、ストレス、冷え、怒りや悲しみ、疲れ、睡眠不足、排気ガス、喫煙、紫外線や放射線、電磁波等により発生したフリーラジカル(活性酸素)は、細胞や組織、遺伝子を傷つけます。
ちなみに、手足が冷えているのは、細胞が毒素で仮死状態になっているからだと云われています。例えば、足裏を刺激して痛いところを顕微鏡で調べてみると、血液がドロドロで、疲労物質の結晶もたくさん見ることができるようです。
このように現代社会では、日常生活を送る上で様々な経路で不要物(毒素)を体内に蓄積する傾向があり、それにより様々な不調や病気が発生するリスクにさらされています。それらを、いかにデトックス(排毒)できるのかということが、リンパケアをする重要な理由の1つであり、健康の要であると思っています。
毎日のリンパケアで、いつまでも若く元気な身体をキープし続けていただける事を願っています。