症状改善リンパケア 〜認知症対策~
認知症は脳の働きが悪くなり、物忘れや判断力の低下などの症状が現れる病気です。
ただし、すべての物忘れが認知症によるものではなく、加齢による自然な変化もあります。
🧩主な認知症の種類
●アルツハイマー型認知症:記憶力の低下が主な症状で、時間や場所、人物の認識が難しくなります。
●血管性認知症:脳の血管の詰まりや破損によって脳の一部がうまく働かなくなり、記憶や判断力に影響が出ます。
●レビー小体型認知症:幻視、パーキンソン症状(手の震えや歩きにくさ)、注意力の変動などが見られます。
●前頭側頭型認知症:性格や行動の変化が目立ち、感情のコントロールが難しくなることがあります。
●正常圧水頭症:脳内の水分バランスが崩れ、歩行障害、尿失禁、認知機能の低下が見られます。
🧩アルツハイマー型認知症の原因
アルツハイマー型認知症は、脳内に「アミロイドβ」というたんぱく質(老廃物)が蓄積することで発症します。通常はこの物質は分解・排泄されますが、その機能が衰えると脳内で信号を送る「道」が塞がれ、思考や記憶がうまく機能しなくなります。
世界的な免疫学者・安保徹先生は、免疫力の低下による脳内の炎症増加や、腸内環境の乱れにより神経伝達物質の生成が減少することで、認知機能に影響が出る可能性を指摘し、爪もみや頭のマッサージを推奨しています。
また、一般的に言われている原因には、加齢、生活習慣、薬害などの環境要因、高血圧、糖尿病、喫煙、肥満、運動不足などの生活習慣病や、社会的孤立、慢性的なストレスなどが、間接的に発症リスクを高めるとされています。
✅おすすめの食品
●青魚(サンマ、サバ、イワシなど)
●コーヒー・緑茶
●緑黄色野菜・果物
(ほうれん草、小松菜、いちご、オレンジなど)
●赤ワイン(適量)
●体を温める食材(生姜、人参、玉ねぎなど)
●大豆製品(納豆、豆腐、枝豆など)
●発酵食品(味噌、醤油、納豆、漬物、かつお節)
●玄米・雑穀米
❌控えたほうが良い食品
・飽和脂肪酸を含む食品(バター、ラード、加工肉など)
・トランス脂肪酸を含む食品(マーガリン、ショートニング、ファーストフード)
・高糖質・高カロリーな食品(甘いお菓子、清涼飲料水など)
🧩対策
・食事、運動、睡眠などの生活習慣を見直す
・薬の飲みすぎに注意する
・過食を避け、小食で腸内環境を整える
・家族や友だちと話す
・毎日のウォーキングや軽い筋トレを習慣化する
・勉強や読書で頭を使う
・指をよく動かす作業をする
・水を適度に飲む
・十分な睡眠をとる
・タバコを吸わない
・ストレスを軽減する
・手や頭のリンパケアで血流を促進する
🌿おすすめのリンパケア
リンパケアは体の巡りをよくするだけでなく、脳にもやさしい刺激を与えることができます。特に「手のひらと足の裏」や「頭」のケアは、脳の活性化やリラックス効果が期待できます。それぞれの部位の筋肉をほぐし、リンパ節までやさしく流していきましょう。 頭の血流が改善されるため、パーキンソン病の方にもおすすめです。