症状改善リンパケア 〜更年期対策~

女性は、規則的であった月経周期が不規則になり、やがて閉経を迎えます。
個人差はありますが50歳前後で閉経する場合が多く、この閉経の時期を挟んだ前後の約10年間(一般的に45〜55歳頃)を『更年期』といいます。

閉経前後には「女性ホルモンが急激にバランスを崩す」⇒「自律神経が乱れる」⇒「更年期特有の症状がみられる」方が多くいらっしゃいます。
代表的な症状といわれているのが「ほてりと発汗(ホットフラッシュ)」「冷え」「イライラ」「めまい」「動悸」「頭痛」「息切れ」「疲労」「不安」「不眠」「憂うつ感」などで、一般的に更年期障害という名前でよばれています。
検査をしても原因がはっきりしないので「不定愁訴」ともいわれています。

更年期症状が起きやすい人は、「ストレス」「まじめすぎる」「下半身の筋力が弱い」「血流やリンパのめぐりが悪い」「筋肉に疲労やコリがある」「薬をよく飲む」「自律神経のバランスが悪い」などがあげられます。
特に下半身の筋力が不足している人はホットフラッシュやイライラを引き起こしやすいので要注意です。
沢山歩いたり、スクワットや山登りなどを行い、なるべく下半身の筋力をつけましょう。

お勧め食品
サフランは古代エジプトではイライラ・不眠・月経痛・月経不順・更年期障害・冷え性・頭痛に効果があるといわれてお薬として使用されていたそうです。
他には、豆類(特に大豆や小豆、女性のリズムに不可欠な葉酸が含まれる枝豆)、ナッツ類(特にクコの実、アーモンド、胡桃)がお勧め。シソやみょうが・レンコンはイライラや月経不順に効果的。
動悸や肩こり・胃腸の不調にはハブ茶、精神不安にはゆり根、更年期による高血圧、ほてり、便秘、めまいには、ほうれん草がお勧めです。

・控えた方が良い食材
興奮するような食べ物はNGなので、カフェインや刺激物は控えめに。エビやカニ、うにやホタテ、山菜や筍、香辛料、お砂糖がたくさん入っている食品、身体を冷やす食品などの摂りすぎは、血液を汚してしまうので、 症状の強い人は特に避けたほうがよいです。

お勧めのリンパケア
自律神経のバランスを整えるには、こめかみ(三叉神経節)のケアがお勧めです。イライラ・怒り・動悸・疲労・不眠などの症状の方は、優しくこめかみの辺りをくるくる回します。不安・憂うつ感・悲しみの強い方は、強めに行ってください。どちらの症状にもあてはまる方は、日中は強め、夜は優しく。
お肌の保護のために、ジェルをつけて行うのが宜しいかと思います。ほてりと発汗(ホットフラッシュ)のある方は、後頭部をよくほぐして、頭頂部から首にかけてのリンパケアをお勧めします。また、首と腰にリンパケアをおこなうこともお勧めです。
ストレス過多の人は、手のひらの押圧がお勧め。特に、人間関係のストレスがある人は、更年期障害になりやすいと言われているので、なるべくリラックスをして身体を温めて楽しく過ごしましょう♪