気象病対策

一般社団法人日本リンパ協会代表理事、池田ことみです。

6月30日は「リンパの日」でした。

実はこの記念日は、日本リンパ協会が制定を提案し、一般社団法人 日本記念日協会に正式登録された記念日です。

6月末は毎年、協会の決算時期でもあるため何かと慌ただしく、今年はうっかりSNSでのお知らせをしそびれてしまいました。

でも、「リンパの日」をきっかけに、ぜひご自身の身体と向き合う時間をつくっていただけたら嬉しいです。

さて、最近は「雨の日になると頭痛がする」「身体がだるい」「眠くて仕方がない」「気分が落ち込む」など、気象病についてのご相談をいただくことが増えています。

雨の日に不調になる方が多いのはよく知られていますが、では一体なぜでしょうか。

実は、その鍵の一つが自律神経にあります。

自律神経は、呼吸や心拍、血圧、消化など、私たちが意識しなくても生命活動を維持するために働いてくれている神経です。

自律神経には、身体を活動的にする交感神経と、身体を休息・回復へ導く副交感神経があり、この二つがバランスを取りながら私たちの身体をコントロールしています。

私は長年リンパケアをお伝えする中で、免疫学者・安保徹先生らが提唱された「自律神経と免疫」の考え方にとても共感しています。

安保先生の理論では、交感神経が優位になると顆粒球が増え、副交感神経が優位になるとリンパ球が増えるとされています。

雨の日や低気圧の日は、副交感神経の働きが高まりやすく、その影響で、身体がだるい、眠い、やる気が出ない、気分が落ち込む、頭痛や古傷の痛みなどの症状が現れやすいと考えられています。

私は実際に多くの方のお身体を拝見してきた経験からも、この考え方には納得しています。

さらに私が感じているのは、副交感神経が過度に優位な状態が続いている方ほど、気象病やアレルギー、アトピーなどのお悩みを抱えていることが多いということです。

もちろん原因は一つではありませんが、自律神経のバランスを整えることは、とても大切だと考えています。

そのため私は、気象病やアレルギーでお悩みの方には、自律神経を整える生活習慣として、

・炭酸飲料を控える
・大食いや、だらだら食べ(ちょこちょこ食べ)を控える
・身体を冷やさない(むしろ温める)
・乳製品の食べ過ぎに気をつける
・だらだらし過ぎず、無理のし過ぎもしない
・ストレスをため込まない

ことをおすすめしています。

すべての方に当てはまるわけではありませんが、ご自身の身体を観察しながら取り入れてみると、体調の変化を感じられる方も少なくありません。

一方で、気圧の影響で身体がつらい日は、「今日は少し休みましょう」という身体からのサインかもしれません。

普段から頑張り過ぎている方は、ごろごろしながら身体を休めることも大切です。

反対に、気分が落ち込み過ぎると感じる時は、お部屋を明るくしたり、アップテンポの音楽を流したり、軽く身体を動かしてみるのもおすすめです。

お掃除やダンス、リンパ体操、セルフリンパケアなども、自律神経を整えるきっかけになります。

私は、リンパケアも自律神経を整えるための大切なセルフケアの一つだと考えています。

また、頭痛がある方は、まずはお薬に頼る前に、頭の筋肉に働きかけるようなセルフケアを試してみてください。

自律神経の乱れが気になる方は、後頭部の骨の際、とくに左耳の下あたりにある、押すと痛一番ピンとくる感じる場所を、ほぐしてみましょう。

さらに、体温を保つことも、自律神経を整えるうえで大切なポイントです。

首・お腹・足首などを冷やさないよう心がけ、温かい飲み物や入浴なども取り入れてみてください。
私は、ハーブティーや紅茶などを取り入れることもおすすめしています。

気圧は、私たちの心や身体に影響を与える要因の一つです。

そのことを知っているだけでも、「今日は雨だから少しゆっくり過ごそう」と、自分の身体と上手に付き合えるようになります。

自分の身体は、自分で整える力を持っています。

毎日の小さなセルフケアの積み重ねが、未来の健康につながります。

いくつになっても諦めないあなたを、私は応援しています。