リンパってなに?④

■リンパの流れは健康面にどのように影響するか

 リンパの流れが滞ると、むくみが出たり、さまざまな痛みが出たり、病気になりやすくなります。

美容面では、肌荒れ、シミ、シワ、たるみなどの原因になります。
 

リンパの流れが滞ると、まずむくみが出やすくなります。

それから、疲れやすくなったり、だるくなったりします。

そして、病気になりやすくなります。がんや精神疾患も例外ではありません。

老廃物や細菌、ウイルスが処理されなくなってしまうからです。

リンパケアを始めてから風邪を引きにくくなったとか、インフルエンザにかからなくなったという声は多く聞きます。
 リンパの流れが悪くなるとからだ(筋肉)が硬くなります。

筋肉が硬くなると、肩こりや腰痛になりやすくなります。

肩こりの原因の多くは血流障害によるものですが、血流はリンパの流れにも影響を与えます。

さらに、原因不明の痛みなども起こりやすくなります。
 こりを取るために指圧をしてもらったとき、そのときは調子がいいのですが、すぐに元にもどってしまったという経験はありませんか? 

これは、こりを引き起こしている老廃物が指圧によって一時的に離れて気持ちよくなるのですが、老廃物はリンパの流れに乗れずにリンパ節というゴールまで行っていないので、少し時間が経つと元にもどってしまうからです。
 きちんとリンパケアをすれば、老廃物はリンパ節に運ばれて処理されやすくなります。  リンパケアをしたら十年来悩まされていた耳鳴りがしなくなったという男性の例があります。

その男性に耳を挟むようにするケアの方法を指導したところ、2週間後に報告に来てくれて、「どこに行っても治らなかった耳鳴りが、これをやったら1日でなくなりました」とたいへん喜んでいました。
 また、耳の周りをほぐしただけで片頭痛がなくなった人もいます。

ほうれい線も同じ場所の筋肉が硬いことが原因なのです。

ですから、耳の周りの筋肉をほぐしてリンパケアをすれば、片頭痛が解消されて顔もきれいになるということもあります。
 血液の循環が悪いとさまざまな病気になりやすくなるとよくいわれていますが、リンパの流れも同じなのです。

 

■リンパの流れは美容面でどのように影響が出るのか

 リンパの流れが滞ると、美容面にはどのような影響が出るでしょうか?
 女性にとってはたいへん気になる肌荒れ、シミ、シワ、たるみなどの原因になったり、顔が老けて見えるようになったりします。  シミについては、原因として紫外線ばかりがいわれますが、じつはリンパの流れの悪いところの皮膚にはシミができやすくなるのです。

当協会のセミナーに来ていた女性の例ですが、リンパケアでシミを消してしまった人がいます。

その人は、不眠症の解消のためにこめかみのリンパケアをしていたのですが、こめかみにはたまたま五円玉大のシミがありました。  彼女はがんばってリンパケアを続け、よく眠れるようになってきたころのある日、息子さんに「あれ? お母さん、シミがなくなったね」といわれて気づいたそうです。
 リンパケアをすれば簡単にシミが消えるという話ではありませんが、根気よく続ければ消えてしまうこともあるのです。シミが薄くなってきた、色が白くなってきたという報告は多く、リンパケアの即効性を実感されるようです。
 太ももの内側やお尻、二の腕など脂肪が多く冷えやすいところにはセルライトができやすく、いったんできてしまうとなかなか取り除けません。

セルライトもリンパの滞りが原因でできやすくなります。

セルライトができてしまうと、セルライトがリンパ管を圧迫して、ますますリンパの流れが悪くなるという悪循環に陥ります。

 

 

出典元:「リンパケア検定2級」 池田ことみ   
日本リンパ協会編著  監修 上馬場和夫
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