〜身体の回復力をみつめて〜 連載第6回
今回はお腹・腰の筋肉のケアについてです。
ウエスト付近は骨格による保護と支持がないため、筋肉の役割が大きい箇所になります。
胸は胸郭によって、下腹部は骨盤によって内臓が保護されています。その中間にあるウエスト部は柔軟性と可動性が必要です。
お腹・腰の筋肉は内臓の保護や保持などの多くの機能があり、緊張しやすいといえます。
お腹の筋肉といえば、かっこいいシックスパックのイメージでお馴染みの腹直筋や、外腹斜筋などが腹筋群を構成しています。
腰は脊柱起立筋と広背筋の筋膜層があり、通常の筋肉より強固になっています。
腹直筋を緩めるには「リンパケア検定2級」テキストP120④おへその周りほぐし⑤おへその周りの全体ほぐし、P121⑥おへその下の上下ほぐしを行なうとよいでしょう。
特におへその下上下ほぐしは婦人科系の不調に効果的なほか、冷え性改善・便秘予防にもなります。
私は夜寝る前にお腹のリンパケアを行なっていますが、身体がすぐに温まるので寝付きやすくなりました。
外腹斜筋はテキストP121⑦ウエストのくびれリンパケアでケアしてください。ウエストが細くなる効果もあります。
腰は前回の背面のケアで書きましたが、テキストP131③背骨の全体開き④背骨のきわを内側に向かって親指で押圧してみてくださいね。上背部より少し深く長押しする感覚で押圧できるとよいと思います。腰痛の予防や改善になります。
参考文献:
「リンパケア検定2級」日本リンパ協会著 評言社出版
「クリニカルマッサージ」医道の日本社
【2016年~2018年 認定講師コラム】